Archipelago

正に機能美:石垣の海人クバ笠

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石垣島の親戚の叔父さんにお願いをして約1ヶ月、ようやく届きました。
もう、感無量です。なぜなら沖縄本島には殆ど出回らなくて、一つ一つ
受注発注でしか作れないらしくて叔父さんに無理を言って、地元石垣で作ってくれる所を
探してきてもらったのです。
最近では作り手もいなくなっているという事で、正に隠れた琉球から伝わる沖
縄の民芸品なんですよ。ありがとうございます。

一つにクバ笠といっても、実は農耕で使うものと海で使うものとは多少ばかし
デザインが異なるのです。畑での仕様を想定しているクバ笠は、つばが広く
どちらかと言えばベトナムなどで使われているデザイン。

一方、海人が使っているクバ笠は直径が小さくて風の影響を少なくするために角度が
急な形をしており、サバニに水が浸水した際にはバケツの代わりにもなるという。
その為強度も丈夫にされており、デザイン的にはインドネシアなどの漁師がかぶっている帽子に、
どちらかかといえば近い感じがします。

また、微妙なところですが石垣のものと与那国島のものとでは、またデザインも多少異なり
与那国のものはもっと角度がきつく、バケツをかぶるような感じ。個人的な好みになりますが
僕は石垣のクバ笠がちょうどいい塩梅なんです。



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横から見た感じでは、通常のクバ笠よりも大分コンパクト。竹ひごの密度も大分細かく
編みこまれており、おみやげ屋で出回っているものとは一線を画する作りに感動です。

クバ笠は全てにおいて天然の素材が使われており、まさに温故知新。素晴らしい。
水をかけると気化熱で大分涼しくなるしで、海人のようなハードな仕事をする方々には
申し訳ないのですが、海で遊ぶ人にもオススメなのです。特にカヤックなどには
とても相性がいい。

デメリットは、沈した際にクバ笠が抵抗になって起きることが出来ないという事もあるため、
紐の改良は必要かなと思います。

これが似合うカヤッカーになることが僕にとっての夢。海人のような天候を読む海の
プロフェッショナルに少しでもあやかりたいと思い、購入したけど
クバ笠に負けないようにしないとなあ・・

by Ryukyuarchipelago | 2012-08-04 10:45 | Outdoor Item
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