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Archipelago

旅の記憶:町宿枩邑(まつむら)

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今回の旅で印象に残った事は、残念ながら神戸の夜景でもなく京都の鞍馬寺でもなく、伏見にある「枩邑(まつむら」という町宿でした。

京都は今回5回目になるけれど、訪れて3回程は右も左も分からない状態でビジネスホテルや駅前のホテルを、よく利用していた。
でも、去年辺りから手頃な値段で京都の町を楽しむ方法があるんじゃない?という想いで、ゲストハウスなどを利用していたがゲストハウスも物足りない。そんな中ふと見つけた京都の片泊まり宿、これがゲストハウス以上ホテル未満というニーズにばっちりな感じでした。そんな中、今回宿泊した町宿「枩邑」は雰囲気は申し分なくオーナーの人柄や、値段も含めほぼパーフェクト。最高の宿でした。この宿に泊まりたいが為に、京都に出かけても良いかな?と言うぐらい印象的だったな。



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枩邑は、平成11年に京都の「歴史的意匠建造物」に指定された、現代では中々出せない雰囲気の建物。オーナーさんはこの建物に愛着をもっていましたが、今後何とかしてこの建物を残してゆくことが出来ないだろうかという想いから、宿として提供することにしたそうです。地元京都でも、中々このような建物の宿を見つけるのは難しいのではと言うぐらい、立派な建物です。
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京都町屋の低く、慣れない玄関をくぐると意外なほどの広い空間が待ち受けていました。こんな雰囲気は沖縄では中々味わえない建物の構造です。
僕は歴史に疎いのですが、松邑がある伏見という場所は豊臣秀吉公が1595年に築いた、伏見城があった地としても有名だそうです。当時、この辺りは城下町として大名などが住んでいることもあり、その大名の名前がこの辺りの地名として残っていると言うことです。
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その後正面玄関から入ると、ロビーのような大きな空間に。天井も高く、お見受けしたところ当時このぐらいの大きな家を持てるのは、限られた方々のみではという印象を受けます。
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この宿は二組限定という、非常にミニマムに旅人を受け入れる為に庭もそれぞれの部屋に、一つ囲むように用意されておりました。
和風モダンという言葉が似合う、家具のチョイスも素敵です。
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何気なく飾られている花や器も、オーナーのセンスを感じます。渋い!
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庭一つとっても、梅が咲いていたり牡丹が咲いていたりと日本情緒溢れる景観は沖縄にはないものばかり。
朝方雪が降り始め、ちらちらと庭に降り積もる雪を見ながら心底京都に来て良かったと感じました。
最近は京都もマンネリ化していましたが、身近な宿にこのような景色を見られて改めて京都の奥深さを垣間見た気がします。
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朝方は、女将さんが作った朝食に悶絶。。。千枚漬け、西京漬け、湯葉・・無心で頂きました。
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部屋の一角には、代々使われているようなひな人形が鎮座していました。いちいち、センスを感じてしまう。
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いや、感服しました。
正直な話、本当に教えたくない宿と言いたいぐらいの素晴らしい町宿。これで6000円台は驚愕のパフォーマンスです。
伏見は近くに酒蔵も沢山あるし、この宿で頂いた「抱腹絶倒」という伏見の酒も最高でした。

次は、妻と是非訪れたいと思う宿。おすすめしたくないけど、お勧めです!

by Ryukyuarchipelago | 2013-03-04 20:34 | Travel
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